vol8.バグチケットから見る分析方法 @radioeyesをお招きして
6月の勉強会です。
今回は@radioeyesを講師にお招きして、バグチケットの分析についての勉強をしました。
Togetterにもまとめています。
今回のテーマについて
私個人の問題なのですが、バグチケットをBTSで管理しているので、チケット駆動は上手く回っています。
ただ、そのバグチケットは終了してしまうと、何にも使われていない状態でした。
バグの分析というものがあるということを知って、このバグチケットも何か分析することにより有効活用ができるのではないか?と今回のテーマにしました。
バグチケットの分析
今回は題材として、私が実際にバグチケット発行したものをデータとしてお渡しし、分析していただきました。
使用するものはExcelのピボットテーブルです。
以下の手順を行っていました。
1.データ整理
- 1チケット1バグ
- バグが起こった箇所と原因のカラムを追加
- 起票日時を起票日だけのカラムを追加
2.ピボットテーブルを作成
バグが起こった箇所を縦軸、横軸に原因を並べると、どこにどんなバグが多かったか一目瞭然であったり、起票日を積み上げ?ることで、プロジェクトの過渡期を判断することができる
バグチケットを解析して出来ること
次回のテスト戦略の材料になる
場合によっては人で分析することもある(私個人的にはこの分析は反対です。プロダクトに問題があって、人で判断すべきじゃないと思っています。)
バグチケットはテスターと開発者を繋ぐコミュニケーションツールだ
最後は座談会のようになりました。みなさんあげたバグチケットを対応してもらうことや、バグの情報を得るのに苦労していたようです。
開発とテスターの距離があったり、組織の距離や知識差があったりすると難しいようです。私自身は同じチームとして開発者とやりとりを円滑にできている方だと思っていますので、少し例とお話をさせていただきました。
バグのチケット分析は、開発者にとって嫌われる存在にも成りかねないそうです。
そこで、伝える側もハートフルさや、伝えるための努力、対応してもらえるための努力は必要だよね。と仰っていました。
バグチケットは、開発者を攻撃するためのものではなく、テスターと開発者のやりとりにつかう大切なコミュニケーションツールだと思います。
今回の勉強会で、バグチケット自体の価値があがったり、コミュニケーションが円滑に進めば嬉しいです。